H30/12/01
海老名市立図書館指定管理者(予定)が提示した予算案
〜あ然!! 海老名市立図書館の更新指定管理料〜
提案予算は約20億円!! (門沢橋コミセン管理費含む)
海老名市立図書館の次期指定管理者はCCC(ツタヤ)とTRC(図書館流通センター)と相鉄企業3社のJVに決定したことはすでに報告しましたが、指定管理者から提案された管理料が分かってきました。前回(平成26年度〜30年度)と比較してみました。
海老名市立図書館予算比較
指定管理者が応募にあたって提案した管理料は、19億7575万円です(門沢橋コミセン管理料込み)。
過去5年間の指定管理料実績額と今回市が補正予算で債務負担行為の上限金額として上程してきた金額を比較すると、合計で17%の増加になっています。特に人件費(+28%)、施設維持管理費(+37%)の増加が大きく、またリニューアル時よりシステム費が増加(+3%)しているのが不思議です(開発要素はほぼないはずです)。減額になるどころか、増額とは!! 企業努力が感じられません。
なお、海老名市の債務負担行為上限金額は、図書館管理が18億9632万円、門沢橋コミセンの管理が1億2551万円、合計で20億2184万円です。
(門沢橋コミセンのH29年度の管理費は1,948万円、H30年度以降の指定管理料は年間2,510万円と大幅アップしている)
所感
本来指定管理制度の導入にあたって最大の意義は、
1.施設運営面でのサービス向上による利用者の利便性の向上
2.管理運営経費の削減による、施設を所有する地方公共団体の負担軽減
が大原則のはずであり、図書館にせよ、コミセンにせよ、直営時代より経費が激増するようでは指定管理にする意味がない。
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