平成30年第3回(9月)定例会
質問
1.市立図書館の指定管理者更新について
2.所有者不明の土地について
概要
山口議員: 今回の9月議会では、1.市立図書館の指定管理者の更新について、2.所有者不明の土地について質問した。
1.市立図書館の指定管理者について
山口議員: この件は6月議会でも取り上げた。しかし行政の理解が十分でない。このたび市民から陳情があった。「CCC(ツタヤ)を指定管理者に指定しないでほしい」というものである。CCCは違法性があり指定すべきでないと訴えている。しかし、文教社会常任委員会で、「第三者評価で法律上問題がない、だから排除できない」ということで不了承となった。(神奈川新聞報道)
選書問題、著作権侵害など多くの違反問題を出しており、CCCに適格性があるのか。教育長に改めて問いたい。
教育長: 多くの市民に利用されており、目的を達成した。完全に不適格とは言えない。今まで問題点については改善を進めて来た。第三者評価ではそれなりの評価を受けている。
山口議員: 市民グループは法律上問題があるから陳情している。訴えても何も改善されない。著作権問題はネットで全国中に流れている。司書の充足が50%を切っている問題もしかりである。市は司書が臨時社員なのか正規社員なのかも把握していない。中央図書館の高橋館長がCCC(ツタヤ)の営業活動で全国を走り回り、和歌山のツタヤ図書館設立に1年間どっぷり浸かっている。海老名図書館の重大な行事に参加していない。
教育部次長: 館長が全ての時間、海老名図書館にいるのは難しい。
山口議員: 指定管理者として応募している企業は何者か?
教育部次長: 1事業体である。
山口議員: 現場説明会に来たのは何者か?
教育部次長: 6者である。
山口議員: 「1事業体」とは、CCC(ツタヤ)とTRC(図書館流通センター)のJVと推測される。これでは「CCCありきの出来レース」ではないか。また、参加会社を現場説明会に一堂に集めるのは、(談合を勧めているとも疑われ)
問題である。
ビジネスジャーナルで海老名市のツタヤ図書館の特集が2回にわたり組まれた。グノシーの「国内ニュース」でアクセスランキングで第2位、「国内政治ニュース」で第1位になった。日本全国、津々浦々で海老名のツタヤ問題を注視している。これから5年間もCCCありきで続けるのか? がっかりする。議会でこうして訴えても何も変わらない。残念である。
2.所有者不明の土地について
山口議員: 所有者不明の土地が全国で問題となっている。特措法が制定され自治体は10年間効果的に利用できる。相続登記されずに所有者不明の土地はこれから増えていく。海老名市としてどう対応するのか?
財務部長: 固定資産税の納税義務者を特定している。所有者不明となることはない。墓地など非課税地や農地山林など市街化調整区域などで課税評価額30万円以下の場合は課税がゼロとなるため、特定していない。しかし、このたび横浜地方法務局長から、特措法第84条の関連から依頼があった。付加価値の低い土地でも相続を進められるよう対応している。
山口議員所感
やはり!仕組まれた出来レースか!
次期指定管理者を決める公募が締め切られ、今議会で応募者が1者と聞いて唖然とした。
今思い起こせば、リニュアルオープン以来議会で指摘してきたことに対し、教育長は全て「改善させる」と回答するだけで、CCCの責任を追及することも、レッドカードも出さなかったのは今の図書館体制を初めから変えるつもりがないということであったと思われる。ただ「図書館の賑わい」だけを目標とした行政に課題がある。
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