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議会リポートREPORT

平成28年第4回定例会 一般質問報告

下今泉保育園の建替えに、
  なぜ公募型プロポーザル方式(随意契約)を?


11月15日臨時議会に続き、第4回定例会にて掲題の質問をした。山口良樹の一般質問の論点は、


(1) 第4次総合計画(平成28年度実施計画書)*1」にも、海老名市子ども子育て支援事業計画(平成27年3月策定)にもない "下今泉保育園の建替え計画" をなぜ突然臨時議会で補正予算を組んでまで進めるのか? これは海老名市が繰り返す場当たり的、思いつき保育園行政そのものではないか。


(2) 公募型プロポーザル方式は、国立競技場の建設など象徴的なモニュメントのデザインを争うような事案について行われるもので、たかだか600uの二階建て保育園などに適していると思われない。選考委員に建築・施工の専門家が入っていないなど、契約に問題が多い。厚木市など近辺の市町村を調べたがこのような例はないという。


この質問に対して、


市長から、「議会にはルールがある。すでに議決された案件に対して意見を言うのは問題である。※2」との発言があった。どんなルールなのか正式回答を求めたが、動議は通らなかった。また、畑めぐみ副市長から「個人的意見であるが・・」と前置きして「一級建築士を置く必要はない。※3」との意見があった。副市長の発言は市長の発言でもある。公人としての発言をお願いしたい。


とにかく、本件については、長期子育て支援計画、並びに直近の待機児童解消プランも無視しており、決定プロセスの公平性、透明性に欠けると言わざるを得ない



※1 海老名市では、2008年度(平成20年度)から2017年度(平成29年度)までの10年間を計画期間とする「海老名市第四次総合計画」を策定し、各種施策・事業の展開を図っている。毎年実施計画が練り直され、現在「平成28年度実施計画書」が作成されている。

※2 一事不再議」ルールのことと想像するが、山口良樹は11月臨時会の決議について質問したのであり、同一会議中(同一会期中)ではない。


※3  一級建築士は、専門性を持つ選定委員の例としてあげた。ちなみに大阪府の「大阪府公募型プロポーザル方式実施基準では、5 委員の選任等 (1) 外形的公正性の確保・・において、
選定委員会の委員の選定にあたっては、外形的公正性を担保するため、委員構成について契約局審査会の審査に付するものとする。また客観性を高めるため、団体推薦により、法律・会計・経営分野(以下「法律等分野」という。)の専門家を加えることとする。

として、委員選任の公正性と専門性を実施基準として明確に定めている



詳細は、第4回議会ビデオ録画および既報の平成28年第2回臨時会および文教社会常任委員会報告をご覧ください。

  

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